ハリギリ
3月頃から伸びていくこの若木が気になっていたのですが、しばらくは何の樹木なのか見当が付きませんでした。
ハッキリとした葉が展開をはじめてからやっと判明。
ヤツデに似たこの葉っぱ。そして棘のある枝。
なんだかヤツデっぽいなと思いつつ、どう見ても常緑樹ではないので何だろうかと思っていたのですが。
ハリギリでした。
4月一週目時点。
この時点では全く分かりませんでした。
かなり特徴はあるので、ハリギリの若木を見たことがある方ならば簡単に分かったのかも知れませんが。
とにかく玉川上水内、この周辺では見かけない樹木なのです。
そのため「ハリギリかもしれない」という発想がなかなか出てこなかったわけです。
どこか遠くから運ばれてきた種子。
犯人は間違いなく野鳥。ヒヨドリかなあ。
この近くには、やはり周囲では見かけず、一本しか生えていない樹木としてリョウブ、アオハダがあります。
こちらはヤツデの葉。玉川上水のほぼどこでも見られます。
ヤツデとハリギリは同じウコギ科で、共通する特徴もいくつかあり。
陰樹。暗くてもがんがん育つので、放置するとどんどん増えます。
ちょうど今頃(4月)黒く熟すヤツデの実。それほど野鳥に人気があるわけではないみたいですが、ヒヨドリが食べているところは結構見かけます。
トゲが目立ちますね!
せっかく生えてきたハリギリ。これからもたくさん観察させていただきます。